大麦のなりたち

大麦食物繊維 ※1ビタミン ※2が豊富です。 食物繊維は胚乳の部分に多く含まれ、 ビタミンは胚芽の部分に多く含まれています。

※1:食物成分の中で、人の消化酵素では消化できないもののことで、 わたしたちが健康な生活を送るのに欠かせない成分です。
※2:微量で生体の正常な発育や物質代謝を調節する生命活動に不可欠な有機物。 普通体内では生合成されないので、食物から摂取しなければなりません。
【部位】
(のぎ、ぼう) 穀粒の先端にある針のような毛のことを「芒(のぎ、ぼう)」といいます。 大麦のほか小麦や稲にも見られます。大麦の種類によって長さが異なり、 芒がないものもあります。
(ほ) 軸の周りに実が並んでついたものです。六条大麦では1つの軸に3粒が互い違いに実り、 二条大麦では1つの軸に1粒が互い違いに実ります。通常、1つの穂に六条大麦ではおよそ60粒が、二条大麦では30粒が実ります。
止葉(とめば) 穂のすぐ下にある葉を「止葉(とめば)」といいます。イネ科の植物に共通して見られます。 成長の最後に生えてくるので止葉といいます。
(かん) 茎のことをイネ科の植物では一般に「稈(かん)」と呼びます。 節と節の間は空洞で、少ない素材で体を支える工夫がなされています。
(ね) 土の中にあり、体を支え水分や養分を土壌から吸収します。通常50cmから70cm位の深さまで伸びます。 乾燥地域では多くの水分を吸収するため根は深く伸び、1mに達するものもあります。